学生の就活、いよいよ厳しい局面へ
Yahoo ! ニュースに「円高、不景気 行き場ない15万人」というタイトルで、
昨今の学生、既卒者など、若年層の厳しい就職事情が記事として紹介されています。
2010年8月25日のYahoo ! ニュースの記事のタイトルは「<就職活動>円高、不景気 行き場ない15万人(毎日新聞)」ということで、厳しさが増している就職事情を学生のコメントを交えて紹介しています。概要としては内定はおろか、面接へ進むのもやっと、就職活動自体も長期化していて、自分もまだ内定が得られていなければ、周囲の友人もなかなかというケースが多いという学生の声です。また、大学生はもちろんですが、高校生になると更に厳しい情勢でフリーター、派遣もやむなしという事だそうです。
大学生、既卒者、高校生などの若年層の就職については、いよいよ考え直す時にきているようです。一斉によーいドンで就職活動を開始して、選考に漏れる、受かる、その年を逃せば新卒として扱ってもらえず、就職活動もやりずらい、日本の新卒採用の制度自体がもはや誰にとってメリットがあるのか?すら疑問に感じる時があります。(当事者の学生も疑問だと思いますが。)
就職支援会社のコンサルタントの意見の中には、不景気の問題もあるけれど、学生の要望と企業の採用ニーズのミスマッチなどという言い方で何となく市場動向を説明した気分になっていますが、業界に携わるプロのこれら意見も、陳腐化して聞こえる時が自分の中でもあります。
学生たちに対してはもっと早い年齢の段階から実践的な職業教育を行っていくことや、ある意味お金に対する教育、チームとして動く事で自分一人で成しえない事が実現できることなどを教え伝えていく、考えてもらう必要もあると思いますが、一方で可哀相なのは、毎年よーいドンで、上場企業をはじめとして各社の採用の窓口が開き、採用企業側も似たような採用、選考方法を繰り返しながら、学生たちにもっと自分を差別化してアピールしてほしいなんて言うのも何だか合点がいかない気もしています。(採用企業の方ももっと採用方法、採用したい人材のイメージなどに創意工夫があってもいいかと思いますが。。)
一部の先進的な企業は時期に関係のない採用活動や、一般的なリクナビ経由だけに限らずtwitterを活用して情報発信力や情報コントロール力の高い人材を採用したりなど工夫も見られますが、企業の新卒採用担当者も、就職支援を行なう会社も手法はマンネリして感じます。特に企業側の採用については総花的な内容が多く、自社の事業内容や成長戦略、経営方針に関係なく、オールラウンダーなスキル、技術をもった人材に偏るオファーのように見えます。
こうなってくるとこれから社会で揉まれて、自己を成長させていきたいと考える、まだ発展途上の学生さんたちにとってはチャンスを得たくても得られない、スタートすらできないとなり、意気消沈していくケースや可能性すら消滅させる事になる面もありますし、もったいない気がします。
採用する側の人事、就職支援会社などで働く人たちも、自分自身の事を振り返ればよくわかるはずだと思いますが、最初から明確な意思、やりたい仕事があって今の会社に入社した、できたなんてほんの一握りだと思います。入社してみて、転職してみて、いろいろと経験を積みながら変化に対応できる人材になってきている、変化に対して戦える人材になってきていることと思います。
大人の方々は、今の学生がぬるい、甘いという声も一部ありますが、バブル世代の人々などと現代若者を比較したとしても、もはや同じステージで話をしても互いに噛み合わない、経済が右肩上がりの中で社会に飛び出した人たちとマインドも違うし、学生たちも同じ視点で考えてすらしてくれないのは当然かと思います。
今の若者たちが健全に夢を持って働ける社会になってないのは先人たる大人たちの責任もあるわけで、先輩たちは今後日本の後輩たちに支えてもらいながら生活をしていく事も考えると、将来に対する投資=若者たちが活躍できる、夢と活力を持って生きていける社会基盤作りに協力していく姿勢も必要であろうと思います。
■<就職活動>円高、不景気 行き場ない15万人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000010-maiall-bus_all
2010年08月26日 コメント 0 トラックバック 0
記事のトラックバックURL
トラックバックに関するポリシー
- 転職業界ニュースへのトラックバックについて、事前のご連絡は必要ありません。
- リンク先の内容については一切の責任を負いません。
- 転職業界ニュースの判断で、予告なく削除される場合があります。
記事へのコメントを書く
関連するコメント 0件
コメントに関するポリシー
- 投稿頂いたコメントは、管理者の承認によってのみサイトに反映されます。
- コメント一覧のリンク先の内容については一切の責任を負いません。
- コメントは転職業界ニュースの判断で、予告なく削除される場合があります。