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@type、サイト内行動に応じた求人情報の提供サービスを開始

少し前になりますが、大手転職サイトの@type(アットタイプ)さんが、
新たに「アクションマッチング」という名前の新機能をリリースしています。


@typeさんがリリースしている「アクションマッチング」という機能は、転職希望者の方が、転職サイト内の各求人情報を閲覧した履歴や、キーワード検索を行った履歴に応じて、おすすめの求人情報をユーザに自動的に提示してくれる機能です。


Yahoo ! などの大手ポータルサイトでは、インターネットユーザのサイト内における行動履歴データをもとにして、興味、関心に合致すると思われる広告を表示する機能が既に実装、運用されています。


@typeさんのこの「アクションマッチング」は、同様にユーザの行動履歴等に応じて興味、関心に合致すると思われる求人情報を自動的にお薦め、表示する機能であり、「転職サイト」の中では、初めての実装になるのではないでしょうか。


個人的にも非常に気になる機能のため、実際に@typeさんへ会員登録を行い、アクションマッチングを利用してみたのですが、以下のような傾向が見られました。


1.過去閲覧した求人企業が「最近見た求人」または「おすすめ求人」として表示
2.登録時に入力した希望業種、職種などの選択に応じて、おすすめ求人が表示


このアクションマッチングの機能は、「何らかの関連性があると感じる事ができる、企業や求人がおすすめとして表示される」という意味では、便利です。


一方で、実際に転職サイト、求人情報のマッチングなどの場面で活用しようと考える場合、まだまだクリアすべき課題もあるなという印象も持ちました。


①「アクションマッチング」という言葉自体がユーザにピンと来ないかも。
②おすすめ求人の基準が見えないため、直感的に満足、不満足が分かれそう
③マッチングであれば、マッチ理由、マッチ度なども知りたくなってくる
④おすすめするだけでは、実際というか、結局はあまり見ないかも。
  (どの場面でおすすめするかによって、効果が変わりそう)


行動ターゲティングによって得られる情報をもとに、いかに転職希望者に対して、有益な情報をレスポンスするか、なかなか難しいものですね。。


個人的には、転職活動の初期層(転職するかをまだ決めていない、興味関心程度)には、自動マッチング、おすすめ的な機能を用いて情報提供を行う事は、転職希望者とのリレーションを取るという意味では良いかもと思いましたが、現実的には、自分で求人情報を探すのが面倒、と感じている転職活動中のユーザが利用するシーンの方が多いかもしれません。


「マッチング」の機能をいかに育て、転職希望者、そして求人企業に利便性を感じてもらうか、雇用創出につなげるか、非常に難しいものと思いますが、例えば@typeさんのケースで言えば以下のような機能が付加されると良いのではないかとも思います。


①求人企業の求めるどんな志向とマッチしているかをユーザへ明示(事前に企業が選択)
②マッチングの定義のもう1段階明確化(例:書類選考の通過率が高くなる。など)
③おすすめ以外の言い方を発見する(例:「相性の良い会社」「合格可能性のある会社」。など)
④おすすめする場面を創造する(例:検索結果が0件の時に表示、新規メール会員に送付。など)


@typeさんが転職サイトの中で最も早く取り組んでいる行動ターゲティングは、その使い方、展開方法について各社とも関心を持っているところではあるものと思います。


それにしても、@typeさんは、常に新しいアプローチをシステム面、マーケティングの面からも模索されていて、営業活動のテコ入ればかりに目が行くこの業界の中でも、今や貴重な存在ですね。

2009年06月22日  コメント 0 トラックバック 0

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